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題詠100(2008年)

2008.10.30 08:34  まとめ

すずしげな昇降口におはようをフォルテッシモで響かせるひと

次々と橋を渡っていくヌーの気分 新春バーゲンに行く

バスが来てミンミンゼミのぬけがらをにらむ理由がなくなりました

私ったら塩を忘れたおにぎりのような顔して突っ立ってたの

何もかも放り出したら楽になる……はずもなくって月を見ている

金曜日10時 ドラマを見るほかに予定はないが楽しみである

壁打ちは得意なほうだ 何もかも自分のせいにできたらいいな

守るべきものが何かも分からないままヒーローに憧れている

2年間ろくに会話もしなかった やさしい人と決め付けながら

蝶々をこっそり逃がすときみたい あなたのことを思い出すとき



とりあえず特になんにも考えず掃除ができるくらいになった

母親のダイヤモンドをはめてみる 私にはまだ少しぶかぶか

優しいね強いね全部お手本にしたくて私まだ死ねません

濁ったら薄めればいい 私にもそんな泉がありますように

ヨーロッパ・アジア・アメリカ・エトセトラ おもちゃの缶づめみたいな星ね

もう雨は降っているのに確率は100%とダメ押しされる

よく見てて 人が頭を下げるときその口元がどうなってるか

写真集ばかり見るのはこの空の色に満足しないからなの?

お豆腐でできたかまぼこ噛みしめる 昨日のことは昨日のことだ

真剣な話をしたいと思うのにあなたは鳩のほうばかり見る



青空にサッカーボール蹴り上げて死ぬまでアホな話をしよう

明確な表示がなくて勢いでレベルが低いままボス戦へ

用紙切れくらいで怒る人だけど くすぐったときよく笑う人

対岸で手を振っているばあちゃんが悪者だとは思いたくない

おそろいのスカートがただ嬉しくて春のあられのなかで踊った

「基本的に自分が嫌い」とつぶやいて笑うとちょっとニヒルな感じ

傷つけて傷つけられて消毒はやさしい人にしてもらいます

赤い字の子供料金うらやましい 大人ですから黙ってるけど

頬杖をついているのは少しだけ別の誰かになりたいからだ

誰からもさわられないのに体からしあわせそうに湯気がでている



不忍池に咲いたというだけで注目されてしまった蓮だ

ご近所の目さえなければほうきにはまたがる(ルージュの伝言も歌う)

冷めんのすいかを母の皿にのせ もう少しだけ続く八月

高知だっけ岡山だっけ 真剣に聞いてあげないおのろけ話

地球って壊れたタイムマシンなの 過去も未来も行けっこないの

そういえばベッドの上だ わたし今船乗りクプクプかと思ってた

しあわせになり損ねてもV.I.P.チョコはやさしく舌でとろける

有り難うございますって言うときは3倍笑うことにしている

結局は脇役なので劇中の王子様にはお名前がない

この肉をこっちに持ってきたいのに粘土のようにうまくいかない



オブラートほどの存在感でいい 舌にまとわりつく愛しさは

鱗雲 空の彼方でため息をフウフウついている人がいる

ポジティヴなポジティヴくんにだまされて宝くじまで買ってしまった

何それと言われるけれどドラえもんの道具でほしいのは夢風鈴

これがタン、これがタアー 姉さんの顔ばかり見て楽譜を見ない

小学校から中学校にあがるとき夢は人生設計になる

明るくていい子だなんて言われてる ひまわりひまわり まだ咲かないね

僕たちは飛べないだから飛ばすんだ 青い空には真っ白な凧

この前のお礼のお礼のお礼だし やましいことは何もないもん

性格がゆがんでいくよ 上がったらそのぶん下がるという確率で





イヤリング届けてあげる いつまでもやさしいだけの熊でいさせて

(やめやめだ! 考えたってしょうがない!)そして2秒後また考える

キヨスクで読んだ雑誌はうわのそら 新幹線に乗りたかったの

笛部には笛部のおきて ドはどこに行くんだろうね僕たちはのド

教室はあんがい砂漠 乾燥と戦いながらここまで来たの

時々はよい子の悩み相談のような気持ちであなたを抱いた

バンザイでパジャマ脱がせてくれたのにもっと優しくしてほしかった

くるくると帽子が空を飛ぶときに世界のひとはやさしくなるの

ごはんつぶいっぱい残す食べかたをまだ愛しいと思ってたころ

とにかくもう人がばんばん死にまくる赤川次郎が今日は読みたい



柔らかくつながりたいと願うから@マークはおへそのかたち

浅はかな私はすぐに忘れます だからなんにも気にしないでね

スリッパの履き方だって気を抜けない 彼のママには気に入られたい

ほほえんだ 彼の彼女の桃色の可憐なくちのかたちを真似て

キスをしてほしいんじゃない 眩しくて眠たいみたいにまぶたを閉じた

好きな人いたってそうじゃなくたって ひとりごと言うくせ変わらない

玉葱もうまく刻めるいつ嫁に行ってもあたし平気だ多分

駆け引きか? やっぱり踊らされている? ケータイ持って夜を走った

深呼吸くらいじゃおさまりっこない このドキドキをどうしてくれる

大切なことは何にも書いてない 戸籍謄本眺めてみても



とりあえず勇気とメールアドレスがあれば何とかなるはずだけど

緑っぽい血の流れてる人の言うことをいちいち気にすると死ぬ

寄せてあげてもいいでしょう あの人の前で外すというわけじゃなし

銀行に寄っていくねと手を振った だって一緒にいたくなかった

大量にお菓子を買って遠足のような気分でヤケ酒をした

一冊のジャンプを二人で買うことをこち亀くらい続けるつもり

横浜で中華もいいね 想像の中ではふたり笑ってるんだ

おもいだす合図にしよう あたたかい雪が空から降ってきました

OLも悪くはないか 児童公園の桜が今年もきれい

レディースのLサイズを着るあの人の意外と男っぽい首が好き



プリクラは撮らないけれど嵐山いっしょに歩いたこと忘れない

合コンのネタにはなった 夏の日に進研ゼミをがんばったこと

出身が名古屋と聞いてにゃあにゃあと言ってみたけど失敗だった

球拾いしているような日々だけど 見ていてくれる人はいるよね

彼の名をうがいしながら呼んでみた とちゅうで飲みこんじゃいそうだった

「恵まれない子どもだなんて言われてもいいの プライドよりお金だもん」

教室で空を見ていた 死んじゃえば天使になれると夢をみていた

カッコよく見えてしまって首をふる 錯覚かなってまばたきをして

減るもんじゃないしと言ってキスをした ほんとうはもう恋だったけど

あの人は金メダル級のばかだよね わたしはせいぜい銀メダル級



両生類みたいに抱いていてほしい 渇いてひからびるの怖いの

川岸でひざを抱えて生い立ちを鳥に語った。ら飛んでった

周りの目ちょっと気にしてしまうんだ 野に咲く花もそうだろうけど

2秒でも沈黙したら負けそうでパンツの色の話までした

僕たちはしっぽを切って逃げ出した 多少ブサイクだって生きるよ

複数になると形が変わっちゃう単語みたいに強気になった

訴えて100万くらいぶんどってやればよかったかなぁ さよなら

地下鉄の風は太古の昔から吹いてるみたい 君にあいたい

アンパンマンほどじゃなくても聞こえたよ 勇気の鈴がりりんりんって

しあわせになりますように おまじないママがかけたのおやすみなさい

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題詠100(2007年)

2008.10.30 08:26  まとめ

始まりは勇気、勇気だポジティヴな言葉いっぱい吸い込んでいけ

雨だって晴れだって雪だって虹だって結局空を眺めてるんだ

屋根に生える草のしたたかさが好きだ 花が咲いたら言うことなしだ

生きるって感じがするね 四限のベルが鳴ったらパン買いに行こ

初対面だから言うけどしあわせな家庭を築いていってください

使い捨てカメラを持っていったから二十四枚笑って撮った

ヘンガオになったあたしがスプーンのまるいところでやさしくわらう

男の子にはなれないの 花の咲く庭にスイカの種を落とした

献血の車も来るし週末はせめて誰かにやさしくしよう

日光をつかまえようとしてみたり つかまえたって握ってみたり



10階と11階のすきまからアドバルーンで脱出劇を

先生ももう気づいてる 本当は赤いチョークは目立たないんだ

空色のスポーツカーでどこまでも行けないけれど窓を開けるよ

もう平気 たとえば夜のコンビニで「温めますか」とほほえまれても

朝やけの赤 夕やけの赤 そしてずっと一緒にいたい人たち 

吹奏楽部の部室ではサボテンがかわいい花を咲かせています

玉ねぎとおんなじ辛味成分が地球にあって泣かされている

グランドもボールも君も溶けなくて そんな程度の酸性雨です

「明日」って言葉が似合う 男の子たちの全力疾走と風

心臓のメトロノームが狂っててあなたとうまく踊れないんだ



おまえたち二匹で飛んでいったのは競争だから? 恋してたから?

夢で 神様の教科書のぞいたらちゃんとあたしの記号があった

誰かって言いつつ実は彼のこと思い浮かべてたってのナシね

「まだ全部みせられないの」青空に雲がバランスよく散らばった

運命を変えたいなんて言ったからピアスの穴が化膿しちゃった

あたしたち宝の地図じゃない地図を持って知らない街へ行くのよ

給食のパンじゃないのよ 気付いてるなら引き出しに入れとかないで

人間が飛ばないようにカーテンを作ってるのさとカーテン職人

天国になるはずだった雲なのに 千切れてしまう千切れてしまう

目をあわせこっそり笑う いたずらをふふふふふって半分したの



いつまでものっぺらぼうの雪だるまみたい なんにも言えなかったよ

白鳥が飛来しましたなんていうニュースばかりが続いたらいい

今日ぼうしかぶってきたの だから君、太陽みたく笑っていいよ

目配せでうなずきあえる距離が好き 見えないものを信じたくなる

ピカチュウがライチュウになる勢いで昭和も進化したんだ、でしょう?

湯かげんを問う口ぶりで話す君に意地を張るのもバカらしくなる

片思いしている人が多すぎて中学校が傾きそうだ

穴があることは分かっていたけれど落ちてしまったマリオなあたし

理想郷あたりで次は会いましょう 羽衣脱いでサービスします

Bボタン押しっぱなしで走らせることにたいして意味はないけど



大人だもん 明日に支障がない様にほどほどにするビールも恋も

ちっぽけな魚のドリー 住んでいる海が青いと知らなかったの

秋がきて中央線もセンチです 停車する度ためいきシュプー

人生はワンツーパンチ 水前寺清子が鬱になったとしても

嬉しくて君のほうまで飛んでったトマトソースを叱らないでね

階段を一段飛ばし 会うならば元気よくって決めているから

なんつーか恋のセリフに下書きを書いてる時点で没だと思う

このまんま首が絞まればしあわせと思えるだろう ちくちく毛糸

本棚に新約聖書はあるけれど人の救いかたは知らない

さらわれたい ふいに思ってしまうのは仮面ライダーごっこのせいだ



膨らんだおなかをなぜて「神秘だね」「宇宙だね」ってささやきあった

例えばね、あこがれていたあたしごとあこがれられていたんだそうです

するかもと思って磨きをかけたので爪の先まで桜色なの

雨の日の電車のにおい あたしたち水そうに住む魚みたいね

苦労せず大きくなったっぽいあたしっぽい笑顔で戦ってみる

さりげなく君のタオルを持ち帰り洗えないままどっかに行った

天井の模様が時に空気穴みたいに見える教室でした

午後五時に鐘が鳴っても他人事のような目をしてメールを打つの

ひらがなは小さめに書く 美しいバランスばかり覚えてしまう

目を閉じて、ひらいて、閉じて、わたしたち何回だってキスできるんだ



口論になるのもやだし黙るのもやだしほほえむのもむずかしい

こっそりと乾杯前に牛乳を飲んだ 今日はぜったい酔わない

浜辺には危険が多いと知りながら脱いでしまったビーチサンダル

白鍵と黒鍵だけのピアノでも困った音が出せるのですね

もしかして大阪出身かもしれない 彼は「愛してる」って言わない

切りにくいカボチャだろうな この中に君の子供が入ってたなら

共通の話題もなくて夕立の音やにおいに救われていた

杉だって松だっていい? 罪だって罰だっていい 風邪治してね

セーラー服かわいいじゃんって笑われた卒業写真ももうしまいこむ

神様も信じられないこの国でときどき君を信じてみたい



鉄棒の呪いだろうか グルグルと同じ所をまわってるのは

リモコンがきかないテレビとリモコンの間の人が邪魔すぎるので

想像や妄想ばかり肥大してこんなものかと思ってしまう

ちょっとだけ通じた英語 初恋の人と初めて話すみたいだ

100円のビニール傘が飛ぶ音と鳥が羽ばたく音はおんなじ

目と口はつながっている? あべこべのコトバにそわそわしているまぶた

ああ仕事終わった気持ちいい風だ 写真に残すことは出来まい

経験を生かす生かさず生かすとき生かしきれずにまたやっちゃった

3歳のときに覚えた高い高いつみきの塔をくずす快感

富士山が大好きなのね 自分では日本一になれないもんね



突然にろしゅちゅされても ん、ダメだ 露出されても噛んでしまうよ

サイレンが近づいてきて遠ざかる 大丈夫また他人事だった

ばあちゃんのかんおけに入れるじいちゃんの達筆な字の茶いろい封筒

退屈の魔物にさらわれないようにルビーの靴をはいて出かける

二人して一緒に鼻をすすったらそれはおそらく何かのきざし

例えれば尿路結石 あの人はあたしの中を出て行ったのだ

その昔カセットテープに吹き込んだ青春が今、廃盤になる

ときめきは暗がりに目が慣れるまで あなたの顔がよく見えるまで

左胸あたりにあったこころならもう取り出して食べちゃったわよ

くだらない質問その2のせいだろう ロケット花火にされてしまった



背の高いリアル魔人が来る前に生命保険に入るのがコツ

東京のホテルとホテルを指先でつないで星座をつくるれんしゅう

お祝いのケーキをくずさないように ただそれだけに集中してた

いつの日かちゃんと社会になじむよう方程式のおくすりを飲む

スカートの裏地でツルリすべったら世界が逆回転したみたい

ライオンの目をしたひとに倒されてあたしはしましま模様のゼブラ

どなたからお電話ですか待てないわ だって今夜はチキンラーメン

ベッドからすぐ落っこちる君のため腕に小さなバクを飼いたい

茶化されたい あたしの胸の小ささやO脚 少しくせっ毛の髪

HAPPYなENDじゃなくてオッケーよ 続くで終わる明日があるから

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題詠100(2006年)

2008.10.30 08:23  まとめ

題詠2006

風が吹くくらいでなにか新しい自分になれるなんて気がした

指切りをするってことが大切で約束なんてどうでもいいの

手紙なら100%本当のことが言えると思ってたのに

キッチンで起きて眠って、なんていう小説読んだ? 真似はしてみた?

よしぎゅうで並んで並を食べてたらぱたぱた涙が出ちゃったんです

もう五年乗ってないけど自転車が空を飛ぶって本当ですか

揺りかごで眠ったときの感覚は忘れたけれどこんなふうかな

親の親そのまた親の墓参り お願い事は三つまでです

いっせいにみんなが椅子を引いたから海の夢から醒めてしまった

南から桜前線近づいて焦るわたしを追い抜いていく



からっぽの「ぽ」ってあたりで笑ったら何かちからが湧いてきたのよ

タイ産のバナナ60本を噛む象の瞳は妙にやさしい

まだ嫁に行けそうにない 風呂場までクリームシチューの匂いが届く

手動式シュレッターです 思い出を刻んじゃったらごめんなさいね

神様が秘密の絵の具を使ったら空には虹がかかるんだって

大丈夫かなしくなんてありません さやさや眠るようにせせらぎ

医学では証明されたくないんです 好きでドキドキしているんです

スカートの長さひとつで彼のこと落とせるならば簡単なのに

ざんざんとキューピッドの矢が降り注ぐ大雨の日に出逢ったのです

死んだってかまわないって言ったのに赤信号で待っていたんだ



名前にも「美」って入っているけどさ ちょっとムカデみたいでさこの字

レントゲン写真で見ればあの人も他の男と一緒だったわ

二番目の姉が結婚する時にわたしにくれた真っ赤な金魚

男の子だったらいいな 牛乳の膜をずうるり飲んでつぶやく

セロハンでつくったような羽がいい とんぼみたいに秋に飛びたい

棒読みをするようにキス いつだって君は垂れ目で笑ってしまう

嘘だっていいからなんて言っている時点で君も嘘つきですね

おたくでもOK! ただし手の爪が黒くなったりしてちゃNG!

おばちゃんのオトギリ草のかゆみ止めホント効くんだ 帰ってきたよ

政治など分からないから握手して手があったかい人を選ぶわ



半分は聞いて半分忘れとく瀬戸内寂聴さんのお話

亜熱帯性高気圧近づいて酔ってもいいわ「上海ハニー」

屋上の鍵を盗んでわたしたちこれから( )のはなしをしよう

シャンプーの苦味わたしはいつまでもやさしくなんてなれそうにない

神様がかつてそうしていたように白いスパティフィラムの株わけ

組み替えたあなたの足がコンパスのようにぐるりんあたしを回す

花びらをギュウッと飲んだ ウエディングベルはもうすぐ鳴りだすだろう

家中の灯りをつける(ホーム・アローン)ハッピーエンドになってほしくて

母さんが恋する乙女だったころ流行った曲に首をうごかす

歩道橋のぼったらすぐ右側に子どものような白いあしあと



大声を出すってこともあまりなくこだまが返ってくることもない

だいすきな豆乳プリン、だいすきな音楽、なのに私たいくつ

落ちそうでしがみついてる蝉の声 二次関数の白い曲線

もうダムに沈んでしまう学校に「飛翔」って名のオブジェがあった

Dearパーマン 手助けなんて要りません コピーロボット貸してください

頬っぺたに冷凍みかんくっつけた 今日は強めに心臓が鳴る

その辞書の赤い表紙にマジックで「ばか」って書いて笑ってやった

アイドルの子はアイドルよ わたしなら精一杯に生きていますよ

この空は知ってる あの日戦争がはじまる前に見上げたような

これは恋・愛・萌・憧れ どれだってかまわないけどあなたが好きだ



丁寧に傘をたたんだ きらきらとしずくが落ちて泣きたいみたい

舞い戻る気なんてないし忘れ物なんてしません ではさようなら

ブログにも書いたりしない事実です(秘密なことが秘密なのです)

さなぎから成虫になる瞬間を見よう見まねで実演します

頬っぺたがしびれるくらい笑ってた 天気がよくて泣きそうだった

何もないとこに案山子が立っていて私の影をとおせんぼする

教訓は鏡に聞いてばっかりじゃ白雪姫に勝てないってこと

抵抗力おちてしまって風邪をひく、なんて感じの失恋だった

くちびるが乾いてたからあの嘘がすぐに分かってしまったのかな

発音を聞けば分かると思ってた 韓国人の視線がいたい



そうまるで人体模型 路線図のどこに注射の針を刺そうか

母さんに竹の子ごはんの作りかた教わった日のテーブルふきん

毛穴まで見えてしまったこの恋はオペラグラスにもう映さない

することもなくて白百合学園の校門前に立っていました

悲鳴からはじまる歌を早送り早送りしてバスを見送る

ふたりがけソファーの下に転がった あれは薬じゃなくてサプリだ

スカートのしわが気になる事務員は秘伝のお茶を入れてくれます

予報では晴れだったのにあの人は雨のにおいだ 裏切っている

君の好きなカフェ・オレを売る自販機が光ってたからホッとしたんだ

二問目の文章問題すっ飛ばし歌を歌っていましたごめん



偽善者と言われるかなぁ徐行して走る老人ホームへの道

プレゼントですかそれなら箱代を500円ほどもらっときます

久々のトランプなので枚数が合ってないかもしれない(不安)

水晶の浄化のしかたを知ったのでとりとめのないことを祈った

打楽器が難しいって分かったら早くここから逃げてください

好きな人のあくびがうつった キスをするときの感じに似ているかなあ

不器用な針はかくしておきました 恋をしたてのヤマアラシです

予想よりやわらかくって生命が生まれるわけが分かった気分

雑草の芽をつむふりで待っている 明るいまぶしい明るい真昼

「骨格が似てれば声も似るのだ」と頭の中でショパンが響く



雨粒が走る 硝子を見るまでは笑っていると思ってたのだ

整列をすれば倒れるような子と親友になり一年がたつ

祈ったり拝んだりした お布団はお願い事であったかかった

思い切り長寿だったら世紀末ぐらいで騒がなかったのにね

ブランコの運命論で乞食にも大富豪にもなったのでした

おかんにもメイドにもなれん僕たちは哀しくなって愛を叫んだ

朗読をしている背中 夏の気配 漢字をそっと教えたげるね

「銀色のチカチカキレイ」薄幸の美少女風に倒れる……END

ちょっとだけ無理してたんだ なんつって まだまだ無理をしていたいんだ

ひまわりは匂わないから明るいし、枯れるし、あたし見習いたいです



粉砂糖ふるってふるって争いのない大陸を夢見ているの

滑り台みたい するする背中からたくさん光がこぼれる月夜

フルメイク落としてちょっとはにかんだふりを練習、日々練習、だ

哀しみが流行りだしたら一人ずつあの機関車に乗れるはずです

誤解とかすれ違いとか経て経て経てたどり着いたと思ったけれど

器用でも悩むし不器用でも悩む 恋のはじまりみたいな丘で

「告白は成功しそう」占いは無責任だしいっそ攫って

さようなら まるでEXITのようにやさしく発光しているテレビ

刺すくらい嬉しかったの 永遠を誓わなくてももういいんだね

涙ぐんだらいいだろう 題名をつけるとすれば「ただの友達」

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完走報告(遠藤しなもん)

2008.10.30 07:47  題詠100

100首完走しました。
ギリギリだった~。

楽しかったです。
どうもありがとうございました!

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100:おやすみ(遠藤しなもん)

2008.10.30 07:43  題詠100

しあわせになりますように おまじないママがかけたのおやすみなさい

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099:勇(遠藤しなもん)

2008.10.29 22:51  題詠100

アンパンマンほどじゃなくても聞こえたよ 勇気の鈴がりりんりんって

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098:地下(遠藤しなもん)

2008.10.29 22:27  題詠100

地下鉄の風は太古の昔から吹いてるみたい 君にあいたい

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097:訴 (遠藤しなもん)

2008.10.29 22:24  題詠100

訴えて100万くらいぶんどってやればよかったかなぁ さよなら

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096:複(遠藤しなもん)

2008.10.29 22:19  題詠100

複数になると形が変わっちゃう単語みたいに強気になった

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095:しっぽ(遠藤しなもん)

2008.10.29 22:05  題詠100

僕たちはしっぽを切って逃げ出した 多少ブサイクだって生きるよ

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