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067:みなさまの「葱」

2009.04.04 19:33  鑑賞

そのうちにきれいな部分が出るはずと涙ながらに玉葱を剥く (椎名時慈)

☆何も残らなかったりして。

得意げに説教できず我が前に人を殴れるほどの長葱 (小早川忠義)

☆これなら痛くないだろうし。

東京で愛され葱のみじん切り上達しちゃったから帰れない(はらっぱちひろ)

☆うぬ。

希望という色は例えば長葱の白から緑にかわるあたりの (沼尻つた子)

☆葱見たら思いだしそうです。

風邪ひきのわたくしのためきざまれて散り敷く葱のやさしいみどり (ひぐらしひなつ)

☆風邪ひくと心細いですよねえ。

葱だけを背負って来れば喜ぶと思わないでよ私の鴨よ (伊藤なつと)

☆なんか、不思議なゆるあったかい世界が、なつと先生らしいなぁ。

みじん切りにされても葱は葱である。我は二つに切られれば死ぬ。 (つばめ)

☆よって葱のほうが強い。

ととととと葱を刻んで母さんは何にも知らないふりをしている (なゆら)


☆今日のごはんは何かな~。


ステキな歌をありがとうございました!



おまけの「葱」↓(っていうか葱が出てくるだけ)


わたしを束ねないで


わたしを束ねないで
あらせいという花のように
白い葱のように
束ねないでください わたしは稲妻
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲妻

わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください わたしは羽ばたき
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちている
苦い潮 ふちのない水

わたしを名づけないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
座りきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
「、」(コンマ)や「。」(ピリオド) いくつかの段落
そしておしまいに「さよなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 広がっていく 一行の詩

(新川和江)


わたしを束ねないで
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この記事へのコメント

遠藤しなもんさん、こんばんは!

さっそくな励ましっぷりありがとうございます(笑)
優しさ痛み入ります(涙)
がんばります!がんばりますので。

遠藤さんの題詠2009スタートも心待ちにしてますから^^

伊藤夏人 | URL | 2009.04.05 21:15

いとなつさん

こんばんわ、いらっしゃいませ♪
あのあの、これは選考とか偉そうなものではなく、好きだからお借りして載せているわけで!
ありがたいのは、私のほうなわけで!
つーか歌集読んだら、ますますいとなつ先生の歌いいなって思ったわけで!
がんばりましょーね!

私も2009早くスタートできますように!

遠藤しなもん | URL | 2009.04.07 19:28

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